植物学のロマンと執念

いや〜、お盆で帰省し、実家で新聞を読んでいたら、京大理学部の先生が、あの『花成ホルモン』の特定に成功したとのニュース。
親に言っても共感頂けないので大人しくしていましたが、高校生物を選択していた者の一人としては、うわーうわーうわーってなもんです。
き、共感してくれる人は何人かな…。

プレスリリース
http://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_news/documents/050812_11.htm
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20050812/


詳細は読んでいただきますが、日長を花の開花に結び付けるメカニズムを解明したとのこと。


このメカニズムは、1937年には(間接的な実験の結果から)存在が提言され、
あまたの科学者がこのテーマに取り組んだにもかかわらず、
いまだ解明されていなかったという、植物学会では伝説にも似た超有名な説であります。


解明されないがゆえに、脱落する科学者、一生を捧げて解明できなかった人も少なくないはず。
痺れを切らして「そんなものホントは無いんじゃないか?」という説を唱えたくなる人もいるほどだったとか。


すでに植物学の発展から遠く離れた世界にいる私ですが、
長年喉に刺さっていた魚の小骨が取れたような、うふふな気分です。